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私が京大に入ってから、友人たちの親について気が付いたことがある。
それは「収入の多い家庭」の京大生がたくさんいるということだ。
つまり京大には「金持ち」がたくさんいることに気が付いた。
また私が通っていた高校は、地元の進学校だった。
同級生には医者の息子が多く、ほとんどの家庭がかなりの金持ちだった。
特に私に金持ちの世界と考え方を教えてくれた、内原の話は貴重だった。
内原の親は歯科医院を経営しており、数千万〜一億近くの年収があった。
そんな親から、内原は「勝ち組」になる考え方を教えられていた。
この「勝ち組の考え方」を、休み時間によく私に話してくれた。
(もっとも、その時はほとんど理解できなかったが。)
内原のしてくれた話の中でも『投資』という考え方は、今でも役に立っている。
金持ちの息子が金持ちになり、一般家庭の息子はそのままでいる理由がそこにはあった。
内原が偏差値を上げるためにしていたことは、
勉強時間を金で買うということだった。
その話を聞いたとき私は
「サラリーマン家庭の俺には、マネなんかできないな。」
と考えてしまった。
しかしこの間違った考え方をしたため、私は結果的に大きな代償を払うことになる。
1年間勉強漬けの浪人生活、大学受験のための百万円以上のお金。
そして将来、もっと充実した使い道があったかもしれない"可能性と時間"だ。
内原の家では、一回3万円で医学部生の家庭教師に来てもらっていた。
一ヶ月に4〜5回呼んでいたので、一年で160万円くらいになる。
また、内原は予備校にも通い、講習や模試をたくさん受けていた。
さらに、参考書や問題集も迷うことなくドンドン買っていた。
私は「なんてもったいないんだろう」と考えていたが、内原の考え方は違っていた。
そのとき内原が教えてくれた『投資』という考え方はこうだ。
「君は大学受験や偏差値アップにたくさんお金を使うのは間違っていると思っている。でも実際は違う。長い目で見ると、本当はものすごく得をしているんだ。」
「僕の場合で言えば、もし受験にお金をケチって医学部に入るのが1年遅れたとする。そうすると、いま払っている家庭教師や予備校のお金は浮くだろう。でも、浪人している間にかかる予備校代や講習代、さらに受験本番の試験代・交通費・宿泊代や滑り止め受験のお金が別に必要になってくる。」
「さらに決定的なのは、僕が将来医者になって、何千万円も稼げるかもしれない一年間という時間を、今のわずかなお金を節約するために浪人生活として使ってしまうことだよ。」
「だから僕は参考書を買うのに時間はかけない。もし迷ったら両方買う。いまはお金を使ってるけど、将来ずっとたくさんのお金を稼げる可能性があるからね。こういう考え方を『投資』というんだよ。」
当時の私には理解できなかったが、京大に入った後、たくさんの社会勉強をしていくうちに、この考え方のスゴさに感心するようになった。
内原家の"教育(時間)への投資"は、実は一番賢いお金の使い方なのだ。
だから「お金がない」と言い訳をする前に「他に使っているお金を受験に回すことはできないか」を考える必要がある。
ゲームを買って浪人するぐらいなら、予備校に行ったり家庭教師にお金を使うほうがイイ。
あなたが天才じゃない限り、勉強時間を買ってしまうのが偏差値アップ&合格への最短コースなのだ。
(続き:大学偏差値と合格の裏技)
偏差値アップの裏技
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【2006-11-27(Mon) 02:26:37】
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